歯ぎしり・喰いしばり
(顎関節症)について
こんな症状があったりしませんか?
その症状、顎関節症(顎機能不全症)かもしれません。
- 口の中、顔周辺になんだかよく分からないが不快感ある
- 場所がはっきりしないが、全体的に歯がしみる
- 口があきづらい
- 朝起きた時、もしくは一日中、顎・首・方が重い
- 側頭部が痛い
- 歯が浮いた感じがする
これらの症状がある場合
歯を削ったり、かぶせたり、詰めたり、歯肉を切ったりしないで治る場合があります。 まずは原因を詳しく検査してみませんか?
このような症状だと、症状が出たり治ったりで
なんだか歯科医院へ行くきっかけがつかめなくてそのままにされてしまう事が多いです。
その間に悪化するような行動をしている事があり、悪循環になります。
原因
虫歯、歯周病、不良修復物・補綴物などが原因として考えられますが、 俗にいう顎関節症と言われているものに起因する場合があります。
現在では顎関節症と言う病名は、顎関節だけが症状の原因ではない場合があるので、
顎機能不全症という病名になっています。
この顎機能不全症の原因の1つにパラファンクションというものがあります。
原因まずは検査をしてみよう
歯ぎしりなどのパラファンクションというと、最初にマウスピースをおすすめされることが多いと思います。
しかしながら、検査をすると原因はそこではなく、マウスピースを作製する前に対処できる場合もございます。
実際に当院の患者様でも、マウスピースを作製する前に改善した事例がございます。
(もちろん、マウスピースが適応の場合もございます。)
お口の違和感を感じられましたら、まずはご相談ください。
パラファンクションとは
- 『歯ぎしり(グラインディング)』
- 『噛みしめ(クレンチング)』
- 『弄舌癖』
- 『偏咀嚼』
などの機能的ではない口の動作の事です。 これらの悪習癖により過剰な筋運動が起こり、顔面周囲の筋肉が炎症を起こしたり、 歯が削れたり、神経が過敏になったりする事があります。
パラファンクションの原因として考えられるものに
ストレスがあります。
仮にストレスが原因で起きている症状に、歯を削ったり、
かぶせたりの不可逆な治療が通して、一時的に『口が開きづらい』『顎が痛い』という時は、
硬いものを食べすぎた、歌をたくさん歌ったなど、
顎を動かす筋肉を過度に使った事による筋肉痛である事があります。
これは久しぶりに運動して次の日に足腰が痛いのと同じ症状です。
このような症状でいきなり外科処置はしないと思います。
同様に『口が開きづらい』『顎が痛い』というような症状で、
治療の第一選択として『歯を削る』などの外科処置を行わないで治すことが多いです。
原因が多岐にわたる場合が多いので、まずは原因を究明して、
それに合わせた治療を選択する必要があります。
原因究明が難しい場合、当院では大学病院への紹介も行っております。